ビーチラグビーのアタックの方法🏉
今回はビーチラグビーのアタックの方法を考えます。
ビーチラグビーはラン、パス、フロントパスを駆使して、ボールを相手側のインゴールまで運ぶと得点となるスポーツです。
では、どのようにしてボールをインゴールまで運ぶのか?
大まかに3つのパターンをベースに組み立てられると考えます。
①数的優位を活かしてパスをつないでゲインを狙う。
②スペースを広げてラン(走って)でゲインを狙う。
③フロントパスを使用してゲインを狙う。
上記の①、②、③をベースに又は複合してアタックを組み立ててトライを狙います。
では、それぞれについて掘り下げます。
①数的優位を活かしてパスをつないでゲインを狙う。
ビーチラグビーではディフェンスはフロントパスを警戒してラグビーと同じく、フルバックとしてディフェンス1人を後ろに下げることが多いです。
なので、平面ではアタック5人、ディフェンス4人となるためアタック側の数的優位が発生します。
この数的優位を活かして、アタックは3対2や2対1と、より数的優位が発生しているサイドへボールを回しゲインを狙います。
パスや状況判断ができるチームにお勧めです。
②スペースを広げてラン(走って)でゲインを狙う。
ビーチラグビーのコート幅は25mとなっており、アタックを5人と考えた場合、1人で使えるスペースは25m ÷ 5人の5mとなります。
プレーしていると感じると思いますが5mのスペースは比較的狭いため、ボールを持ち、走ってディフェンスを抜くのはなかなか難しいです。
その狭いスペースを広げる方法として使われているのがアタックの前飛びです。
アタック側が複数人前飛びをすると、フルバック1人では対応できないため、フロントディフェンス4人の誰かが後ろに下がります。
そうすると平面で3対3や2対2、1対1を形成することができ
1人で使えるスペースが8.3m、12.5m、25mと広がり、走ってゲインしやすい状況を作り出せます。
パスよりランが得意というチームにお勧めです。
③フロントパスを使用してゲインを狙う。
ビーチラグビーでは、5回のアタックのうち1度だけボールを前に投げることができます。
*フロントパスは肩から上の位置でボールを前に投げた場合にのみ認められます。
肩から下の位置でボールを前に投げた場合はスローフォワードの反則となります。
アタック側はディフェンス裏のスペースに走りこみ、長短のフロントパスを選択してゲインを狙います。
フロントパスはビーチラグビーの醍醐味です。
特に長い距離のフロントパスが成功すると歓声が沸き上がります。
しかし、長い距離のフロントパスはリスクが高いため、試合では短いフロントパスの活用や
むやみにフロントパスを使用するのではなく、使うタイミングを考えたりと戦略性が必要です。
*フロントパスがキャッチできなかった場合は、フロントパスした位置から相手ボールとなる。
また、フロントパスを使用した後は、ディフェンスはフルバックが不要となるため、平面で5対5となるためゲインがしにくくなります。
以上、ビーチラグビーでは
チームカラーによって①、②、③をベース又は複合した戦術を採用してアタックをしています。
ちなみにマジックマッシュは①をベースに前飛びを活用した、数的優位、スペースづくりを組み合わせたアタックに取り組んでいます。
まずはチームのハンドリング、ラン能力等を考えて①、②、③のどれかをベースに戦術を立てると、チームとして良いアタックができるかもしれませんね🏉