ビーチラグビーのアタック~パスダミーその1~
こんにちは。
マジックマッシュです。
今回はパスダミーについて考えます。
🏉結論🏉
パスダミーはボールを持っているプレイヤーのトイメンのディフェンスだけではなく、その回りのディフェンスにも効果のあるプレーです。
パスダミーを行うことにより、ディフェンスのスライド、足止め、飛び出し等を誘導することができ、スペースやギャップを作り出すことができる有効なプレーの1つです🏉
では、掘り下げていきます。
🏉パスダミーとは🏉
ディフェンスを騙すために、パスをするフリをして、パスをしないことをラグビーではパスダミーと表現しています。
サッカーのフェイント、バスケットボールではフェイクと表現されているものです⚽🏀
このパスダミーは大きく2つの考え方があると考えます。
①トイメンのディフェンスに対して仕掛けるパスダミー
②トイメンのディフェンス以外に対して仕掛けるパスダミー
今回は①のトイメンのディフェンスに対して仕掛けるパスダミーを取り上げます。
多くのプレイヤーは、パスダミーといえば①のトイメンのディフェンスに対して仕掛けるパスダミーのイメージを持っていると思います。
①はパスダミーをすることにより
パスダミーをしたプレイヤーのトイメンのディフェンスはパスしたと判断してしまい
視線をパス先に向けてしまったり、スライドしてしまったり、気を抜いて足を止めてしまうことにり、スペースやギャップが発生し、チャンスが生まれます。
では、何パターンか見ていきましょう。
1.パスダミーをしてトイメンをスライドさせてスペースをつくる。
オーソドックスなパスダミーの流れです。
パスダミーでトイメンのスライドを誘導して、ランニングコースを空けて突破をはかります。
2.パスダミーをしてディフェンスの足をとめる。
こちらもよく見かけるパターンです。
ボールキャリアが斜めに走りながらパスダミーをすることにより
内側から追いかけてきているディフェンスがパスをしたと判断をして(気を抜いて)足を止めてしまい、ディフェンス間にスペースが出来て抜くことができます。
ポイントは内から追ってきている赤②にボールが見えないようにパスダミーをすると足が止まりやすいです。
※パスダミー後にボールが見えなくなると、本当にパスをしたと考えてしまい、追いかけるのをやめてしまう。
3.パスダミーをしてトイメンをスライドさせて逆サイドに数的優位をつくる。
最後のこのプレーは②のトイメンのディフェンス以外に対して仕掛けるパスダミーの要素も入っていますが
ボールを持っているプレイヤーの近くのディフェンス又はトイメンをパスダミーにより、スライドを誘導します。
誘導が成功すればパスダミーした方向と反対側に数的優位ができるので、余った側に切り返してパスをしてディフェンスの突破をはかります。
前記2と違う点は
・斜めに走るor走らないか
・赤②にボールが見えるor見えない
赤②に見えるようにパスダミーをすることにより、ディフェンスを寄せて逆サイドを余らせます。
以上のように
パスダミーをすることにより、トイメンのディフェンスを誘導することができれば、スペースやギャップ、数的優位を作り出すことができます。
いつも素直にパスをしてしまっているプレイヤーは積極的にパスダミーをすることにより、プレーの幅が広がるかもしれませんね🏉
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
~パスダミーその2~に続きます。