ポジションの役割~アタック編~
今回はポジションの役割 ~アタック編~
前回の記事ではマジックマッシュ内のポジションの名前についてご紹介しました。
今回はマジックマッシュにおけるポジションの役割について考えます。
ポジション名おさらい
マッシュのアタックでは
「ミドル」、「リンク」、「ウイング」と大きくわけて3つのポジションがあります。
1.ミドルの役割
アタックの中央に位置するポジションであるため、アタックの司令塔としての判断能力とマルチなスキルが必要と考えます。
レシーバーになる頻度も少なく、ボールを持てば積極的にアタックを仕掛けられる。
また、ポイントメイクをする必要があるため、強くタッチされても態勢を崩さずスナップパスができる体の強さも必要です。
ミドルとして必要な判断能力、スキル大きく2つ必要と考えます。
(1)どちらのサイドに数的優位が発生しているか
数的優位を判断した上で余っているサイドに仕掛けてパスができるとチャンスが広がります。
(2)ディフェンスほ方法を判断した上でのポジショニング
ディフェンスの出足が早い時はポジショニングを深くする、味方に寄るなど、状況に応じたポジショニングをし、ボールを呼び込むために必要です。
(3)フラット、フロントパスともにミドルレンジのスピードのあるパス。
ミドルに必要なスキルはマルチにこなせる必要があると考えますが、距離の長いロングパスよりも5~10mぐらいで早く安定したパスが求められます。
*飛ばしパスも一人飛ばしで完結するため
フロントパスも長距離を投げれればよいですが、ミドルレンジの精度が求められます。
2.リンク
ミドルの外側に位置し、ミドルとウイングのつなぎ役やポイントメイク、逆サイドへの大きな展開等の判断力が必要となる。
また、レシーバーの位置に入ることが多いため、レシーバーとしての状況判断、仕掛ける能力も必要であると考えます。
ミドルとして必要な判断能力、スキル
(1)ボールをもった時の判断
ディフェンスの状況に応じて、ウイングに展開するのか、ポイントをつくるのか、リターンパスして逆サイドに展開するかの判断が求められます。
(2)レシーバーでの判断、仕掛け
レシーバーに入る機会が多いため、レシーバーのリスクを負いながら前に仕掛けて外に展開や、ブラインドサイドへのリターンパスなどの判断と仕掛けが求められます。
(3)ロングレンジパス
リンクは短いパスのスキルはもちろん必要ですが、ロングレンジパスができるとプレーの幅広がると考えます。逆サイドのリンクやウイングへの飛ばしパスができると脅威となります。
3.ウイング
アタックの大外に位置し、スピードのあるプレイヤーが多く、空いたスペースへのゲインやディフェンスの裏に飛び出す能力が必要です。
ウイングとして必要な判断能力。
(1)スペースやギャップに走りこむ判断力
ミドル、リンクが作ったスペースや、ディフェンスのギャップでできたスペースに走りこむ(顔を出す)必要があるため、スペースを見つける判断能力が必要と考えます。
(2)裏に飛び出す判断能力。
ビーチラグビーではフロントパスが可能です。そのため、ディフェンスの裏に飛び出る判断能力が必要です。
サイドディフェンスがボールウォッチした瞬間や、前に飛び出してきたタイミングで前飛びをして、ディフェンスの裏に出られると大きなチャンスとなります。
(3)キャッチ力。
ウイングは全力で走りこみながらフラットパスやフロントパスをキャッチする場面が多く出てきます。
この場面でキャッチできるのと、できないのではプレーの流れが大きく変わります。
ウイングは触れたボールは必ずキャッチするという強い意志を含めたキャッチ能力が必須であると考えます。
以上、簡単ではありますがマッシュ内でのポジションごとに役割を書きました。
各ポジション、掘り下げるとまだまだ書けることがあるので、またどこかのタイミングで掘り下げたいと思います。